米商務長官の次男が運営するキャンター・フィッツジェラルド、金保護付きビットコインファンを提供開始
米金融大手キャンター・フィッツジェラルド・アセット・マネジメントが9日、金保護付きビットコイン( BTC )ファンドの正式開始を発表した。5月に予告していた革新的な投資商品が実現した形となる。
同ファンドは5年満期でビットコインの値上がりに45%まで連動する仕組みだ。下落時は金価格を基準に元本の100%まで保護を提供し、仮想通貨投資のリスクを軽減する。
ブランドン・ラトニック会長は「ビットコインが投機的リスクから戦略的機会へと認識が変わっていることを反映した商品」と説明した。同氏は米商務長官の次男としても知られている。
キャンター・フィッツジェラルドは運用資産150億ドルを管理する金融サービス企業だ。ビル・フェリ資産運用部門責任者は「リスク資産が高値圏にある中、タイミングと保護が重要」と述べた。
この商品は適格投資家向けに設計されており、仮想通貨への投資を検討する機関投資家の需要に応えるもので、リスク管理された枠組み内で仮想通貨エクスポージャーを提供する新たな選択肢となる。
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