米SECとCFTC、規制統一化へ 月末に共同ラウンドテーブルを開催
米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)は5日、規制統一化に向けた共同ラウンドテーブル(会議)を米時間29日に開催すると発表した。
ポール・アトキンスSEC委員長とキャロライン・ファムCFTC代理委員長は共同声明で明確な規制枠組みを提供する方針を示し、「SECとCFTCにとって新たな時代の始まり」と表明。米国独自の規制構造を市場参加者、投資家、全米国民にとっての強みに変えることで、協調的な規制運営を目指すとの姿勢を明確にしている。
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ラウンドテーブルでは商品・取引所定義の統一化、報告・データ基準の合理化、資本・証拠金枠組みの整合化などが議題となる予定。両機関の既存免除権限を活用した協調的イノベーション免除制度の構築も検討される見通しだ。
この取り組みは9月2日の現物の仮想通貨商品取引に関する共同声明に続く展開となった。両委員長は「より一貫性があり競争力のある米国市場構築に向けた重要な一歩」と位置づけ、米国が世界の資本市場リーダーシップを維持する目標を掲げている。
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