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元UFC王者コナー・マクレガー関連のミームコイン、資金調達目標を大きく下回る

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Real World Gaming DAOが元UFC世界王者のコナー・マクレガー氏とローンチしたトークンは、最低調達目標額100万8,000ドルを大きく下回った。

REALトークンの支援者としては、アニモカブランズ、クーコインラボ、アルゴランド、テゾス財団、ファントムなど19ほどのWeb3企業やプロジェクトが名前を連ねていた。しかし、急速に悪化する金融市場の影響も相まって、「REAL」トークンのプレセール期間中に約39万ドル(約5,700万円)しか集められなかった格好だ。

RWG DAOは、入金された資金はすべて返還すると発表し、「これで終わりではない」とも続けた。

今回の事例は、暗号資産(仮想通貨)市場が苦戦し、ミームコインの取引量も減り続ける中、有名人が発行するトークンへの関心も薄れつつあることを示唆している。

なお、ドナルド・トランプ大統領が就任前に発行した公式ミームコイン「TRUMP」も、トランプ政権による関税政策などの影響で過去24時間で約15%下落。記事執筆時現在は、約8ドルで取引されている。

立ち上げ直後のピーク時には70ドルを超えたこともあり、現在までに約90%下落した。

有名人によるミームコイン事例としては、2024年に元オリンピック選手のケイトリン・ジェンナー氏や、ミュージシャンのイギー・アゼリア氏がトークンを発行している。いずれも立ち上げ直後がピークで、現在までに時価総額は大幅下落しているところだ。

時価総額上位のミームコインを追跡する「GMCIミーム」インデックスも、年初来で約60%と大幅下落。このインデックスにはドージコイン( DOGE )やTRUMP含め現在25銘柄が組み込まれている。

関連: トランプ関税リスクオフの流れ一巡、この先の米金融政策の手掛かりに注目|bitbankアナリスト寄稿

マクレガー氏が立ち上げを予定していたREALトークンは、イーサリアム( ETH )ERC20規格のトークンだ。プレセールは、最高入札者にトークンが割り当てられるオークション形式で行われていた。ローンチが成功した場合はDEX(分散型取引所)での取引も可能になる予定だったが、実現性は不透明になっている。

プロジェクトのホワイトペーパーによると、REALトークンの保有者はステーキング報酬の受け取りやガバナンス投票への参加が可能となる計画だった。

トークンの総供給量の約31.5%がReal Gaming DAOの資金に振り向けられ、約17%がコミュニティに、10%が開発チームに割り当てられる予定としていた。チームへの割り当てが比較的多いとの指摘も上がっていたところだ。

なお、マクレガー氏と共にREALトークンを進めていた「リアルワールドゲーミングDAO」はブロックチェーン技術とNFTを活用して、現実世界のデータを取り入れたゲームを開発・提供することを目的とした分散型自律組織(DAO)。2024年にBalthazar DAOから改称している。

米国の証券取引委員会(SEC)は2月、ミームコインの提供と販売は連邦証券法の対象とならない可能性があると正式に表明したところだ。なお、民主党のエリザベス・ウォーレン議員は、この動きをトランプ大統領の仮想通貨事業に関する利益相反の可能性とあわせて疑問視している。

関連: 米ウォーレン議員、SEC次期委員長に仮想通貨やトランプ氏ミームコインに関する厳しい質問状

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