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ビットコインをDeFiで運用 WBTCのメリット・買い方、運用法まで徹底解説

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近年、ビットコイン(BTC)投資家の間では、単に「資産を保有する」だけでなく、「資産を運用・活用する」ことへの関心が高まっています。そうした動きを支える存在として注目されているのが、WBTC(Wrapped Bitcoin)です。

WBTCはビットコインを担保に発行されるトークンで、BTC保有者がイーサリアム上のDeFi(分散型金融)サービスを利用しながら、金利や報酬を得ることを可能にします。

この記事では、WBTCの基本的な仕組みや運用方法、そのメリットについて初心者の方にも分かりやすく解説します。

WBTCの発行・管理は、WBTC DAOのガバナンスルールに基づいて行われます。認定パートナー(例:Galaxy、Wintermuteなど)とカストディアン(BitGo)が連携し、BTCの預け入れやKYC/AMLを経て新たなWBTCをミント(発行)します。

反対に、WBTCをバーン(焼却)してBTCに交換することで、供給量が調整される仕組みです。

Chainlinkによるオンチェーン検証(Proof of Reserve)が行われており、約10分ごとにウォレット残高が自動チェックされ、1%以上の乖離があればオンチェーンの情報が更新されます。

BitGoは、2013年に設立されたビットコインの大手保管企業であり、WBTCの唯一のカストディアン。1,500以上の機関投資家と取引しており、プラットフォーム上で1000億ドル以上の資産を管理しています(公式サイトより)。同社は四半期毎に公開監査を発行しています。

WBTCの利点は、ビットコインを「眠らせておく」だけでなく、積極的に運用して新たな収益機会を得られることです。以下は、代表的なプロトコルとWBTCの運用例です。

レンディングプロトコルでは、WBTCを担保にすることで別の資産を借り入れたり、WBTCを直接貸し出して利子を得ることが可能です。また、分散型取引所(DEX)では、WBTCを流動性プールに預け入れることで取引手数料の一部や追加のトークン報酬(インセンティブ)を受け取れる場合もあります。

日本国内でWBTCを入手する方法は主に2つあります。

コインチェックの場合、取引所形式だと流動性が低く、販売所だと希望価格とのズレ(スリッページ)が起きやすい点に注意が必要です。 一方、DEXではウォレット準備やガス代がかかるものの、より安定した価格や流動性を利用できることが多く、運用益を狙うならこちらが推奨されます。

現在、日本国内では「コインチェック」でWBTCを直接購入できます。 コインチェックの口座を開設し、WBTCの購入画面から簡単に取引を行うだけで入手可能です。 ウォレットの管理をすべて取引所に任せたい方や、手間をかけずにWBTCを入手したい場合は、この方法があります。

続いて、自分のウォレット(例:MetaMask)でWBTCを管理しながら、DeFiなどで活用したい人向けの方法です。大まかな手順は以下のとおりです。

以下では、手順ごとに詳しく見ていきましょう。

▼ 手順1:ウォレットの準備

まず、イーサリアム(ETH)ネットワークに対応したウォレットを用意します。代表的なウォレットとしては、 MetaMask があります。 MetaMaskをインストールし、新しいウォレットを作成したら、表示されるシードフレーズを安全な場所に保管してください。

▼ 手順2:ETHを国内取引所からMetamaskへ送金

次に、国内取引所で購入したETHをMetaMaskのアドレスへ送金します。 ここでは、例として「SBIVCトレード」からMetaMaskへの送金手順を簡単に紹介します。

国内取引所からMetaMaskへの出庫が完了すると、数分~数十分でETHがウォレットに反映されます。送金ステータスは随時、取引所の画面で確認可能です。 MetaMaskの使い方や、国内取引所からのETH送金方法 は、以下の記事が参考になります。

関連: メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換:スワップ、便利機能を図解で簡単に

▼ 手順3:Uniswapに接続

ウォレットにETHを用意できたら、 Uniswap などのDEXを利用してWBTCを購入します。 まずはUniswapの公式サイトを開き、「Walletを接続」をクリックしてMetaMaskを選択し、ウォレットを接続します。

▼ 手順4:ETHをWBTCにスワップ

Uniswapでスワップ画面を開き、次のように操作します。

ここでは、WBTCを使った運用方法として代表的な「レンディング(貸し出し)」と「流動性提供(LP)」を紹介します。

WBTCをDeFiプラットフォームに預けて金利収入を得る方法です。 比較的リスクが低く、安定収益を狙いやすいのが特徴で、代表的なプラットフォームには、 Aave Compound があります。

手順(Compoundの例):

1. 預けたWBTCに応じて金利が発生。 2. ダッシュボードで報酬を確認し、引き出し可能。

WBTCと他の通貨(例:ETH)をペアとしてプールに預け、取引手数料から報酬を得る方法です。代表的なプラットフォームは、 Uniswap 、Curve Financeです。

手順(Uniswapの例):

WBTCをはじめとするDeFi運用には、銀行預金や証券投資とは異なるリスクも伴います。主なリスクと、その対策を一覧表にまとめました。

これらのリスクを把握し、運用手法やプラットフォームを選ぶことが重要です。

ここまで解説してきたWBTCの購入方法やDeFi運用について、要点を簡単に振り返ります。初心者の方は、まずは0.01BTC~0.1BTC程度を目安に、少額でスタートしてみましょう。

リスクを理解したうえで、まずは少額から始めて試し、成功体験を積んでいくのがポイントです。WBTCを通じてBTCを「活用する」楽しさを、ぜひ体験してみてください。

Q1:WBTCを使ったDeFi運用は安全ですか?

リスクはゼロではありません。スマートコントラクトのバグや運営停止、ハッキングなどの可能性があります。
対策: 実績・監査済みプロトコルの利用、少額からの分散投資、仕組みをよく理解したうえでの運用

Q2:ウォレットのセキュリティを強化するには?

シードフレーズを他人に教えない、クラウドに保存しない、フィッシング詐欺に注意するといった基本を徹底しましょう。
LedgerやTrezorなどのハードウェアウォレットを併用すれば、さらに安全性が高まります。

Q3:日本ではDeFi運用に税金がかかるの?

はい。DeFiで得た収益は雑所得として課税対象です。
例: レンディング報酬、トークンスワップ時の差益、LPトークン解消時の価格変動益など

Q4:DeFiの収益を申告するには?

取引履歴の管理と収益計算が必要です。日本語対応の税務ツール(Gtax、Cryptactなど)を活用したり、不安な場合は暗号資産に詳しい税理士に相談しましょう。

Q5:取引履歴の管理はどのくらい重要?

報酬を受け取った時点やトークンの交換タイミングが分かりにくく、誤申告のリスクが高いため重要です。
DeBank、Zapperなどのポートフォリオ管理ツールを使い、取引日や価格、数量、ガス代を定期的に記録・バックアップしておきましょう。

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