ブラジル政府高官「ビットコイン準備金は国の繁栄に不可欠」

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ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領政権の高官ペドロ・ジオコンド・ゲーラ氏が25日、国家戦略的ビットコイン( BTC )準備金の創設が「国の繁栄を決定づける」と公式に発言した。ジェラルド・アルクミン副大統領の首席補佐官を務めるゲーラ氏は、連邦政府を代表して議会の式典で「ビットコインは、インターネットの金である」と強調した。

現地メディアPoder360によると、ゲーラ氏は「ビットコイン準備金の創設を真剣に議論することは公共の利益であり、我々の繁栄にとって極めて重要となる」と語った。さらに「ビットコインはデジタルゴールドであり、富を世界中に迅速に移転し、労働の成果を効率的かつ安全に保管できる技術だ」と付け加えた。

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ゲーラ氏の発言は、国家戦略の一部としてビットコインの採用を検討する国々が増える中、ブラジル政府の関心の高まりを浮き彫りにしたものだ。エロス・ビオンディーニ下院議員が昨年11月、「戦略的主権ビットコイン準備金(RESBit)」創設を提案する法案を提出した経緯がある。

この法案は政府に対し、ブラジルの国際準備金の5%に相当する約185億ドル相当のビットコインを取得するよう義務付けるもの。管理はブラジル中央銀行が担当し、高度なモニタリングシステムやブロックチェーン技術、AIを使用して取引を監視する計画だ。法案はまた、ビットコイン準備金が通貨変動や地政学的リスクから国家資産を保護するだけでなく、中央銀行デジタル通貨「レアル・デジタル(Drex)」の担保としても機能する可能性を示唆している。

ブラジルの仮想通貨環境はすでに充実しており、戦略的ビットコイン準備金創設の法案が下院に提出されて以来、政府高官からの支持が徐々に広がっている。同国は南北アメリカで最も早く仮想通貨現物ETFを承認した国としても知られている。最近では、2月に世界初のXRP現物ETFがブラジルで承認されている。

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