Bybitハッカー、40億円相当のイーサリアムを売却 ETH価格は前日比6%安

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2月に発生した仮想通貨取引所Bybitハッキングの犯人とされるハッカーが、28日に40億円に相当する約14,064イーサリアム( ETH )を売却し、市場に大きな衝撃を与えた。分析企業LookonchainとArkhamの報告によると、新たに確認された2つのウォレットから、平均価格1,956ドルでETHが大量に売り抜かれた。

この大量売却の結果、約2,750万ドル相当のDAIトークンを入手し、ETHの価格に直接的な影響を与えた。専門家は、ハッカーによるトークンダンプが仮想通貨市場の下落の一因となった可能性を指摘している。同時に、仮想通貨市場全体でも取引高の減少が観測されている。

犯人は2月に発生したBybitハッキング事件の犯行グループの一員と目されており、THORChainとChainflipといった分散型プラットフォームを利用して資金洗浄を試みた模様。この手口は、ハッカーが追跡を回避しながら不正に入手した資産を現金化しようとするアプローチとして注目されている。

Bybitのハッキング事件では北朝鮮政府支援のハッキンググループ「ラザルス」が2,100億円相当のETHなどを盗み出しており、複数のプラットフォームを通じて資金洗浄をしていた。

関連: Bybit、史上最大規模のハッキング

一方、イーサリアムのエコシステムには前向きな動きもある。イーサリアムのコア開発者であるティム・ベイコ氏が昨日、次期アップグレード「ペクトラ」の実装日を2025年4月30日と暫定的に発表。来週予定のAll Core Devs(ACDC)会議でさらなる詳細が確認される見込みだ。

関連: イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?

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