Web3ゲーミングのイミュータブル、SEC調査終了 起訴なし
米国証券取引委員会(SEC)が昨年10月に調査開始の通知を発出したイミュータブル(Immutable)に対する調査を終了した。調査対象はイミュータブル、IMXエコシステム財団、及びイミュータブルのCEOだった。
SECは以前、米国証券法違反の可能性を示唆したが、今回の決定で一切の執行措置を取らないことが明らかになった。
発表は26日に行われ、イミュータブル側は調査の終了を受け、全世界のクリエイター、ビルダー、及びゲーマーにとっての勝利と位置付けた。背景には、より公正な規制枠組みの整備を目指すトランプ政権の姿勢がある。
この動きは、今年1月以降SECが複数の調査や訴訟を終了した流れに沿う形となる。リップル、クラーケン、コインベース、ジェミニ、メタマスク、オープンシー、ロビンフッド、ユニスワップなどが同時期に対象となっていた。
関連: リップル、SECへの追加上訴を撤回4年間の法廷闘争に終止符
イミュータブルは、全世界の約30億人のゲーマーに対して真のデジタル所有権を提供するというビジョンを掲げ、独自のプラットフォーム「イミュータブルプレイ」を通じてサービスの向上に努めている。ゲームタイトルの契約やパスポート登録者数の大幅増加も実現しているという。
今回の調査終了は、クリプト業界における規制とイノベーションのバランス形成に影響を与えると考えられる。
関連: 米SECに日米協業を提案アジアWeb3アライアンスジャパン、トークン化の規制整備へ
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細...
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。...
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。...