SoSoValueのデータによると、ビットコイン( BTC )現物ETF全体には先週(米東部時間5月4日〜8日)に合計約975億円(6億2275万ドル)の純流入があり、6週連続の純流入を記録した。
先週の純流入をけん引したのは、ブラックロック(BlackRock)のビットコイン現物ETF「IBIT」で、週間純流入額は約934億円(5億9600万ドル)と、全体の約96%を占めた。IBITの設定来累積純流入額は661億ドルに達しており、業界内での圧倒的な存在感を示している。
次いでアーク・インベスト(Ark Invest)と21シェアーズ(21Shares)が共同運用する「ARKB」が約83億円(5309万ドル)の純流入を記録し、累積では17億1000万ドルとなった。
一方、資金流出が最も大きかったのはグレースケール(Grayscale)のビットコイン・トラスト「GBTC」で、週間の資金流出額は約97億円(6228万ドル)だった。GBTCは信託からETFへの転換後も流出が続いており、設定来の累積流出総額は263億5000万ドルに達している。
現在ビットコイン現物ETF全体の純資産総額は1066億1000万ドル、ETF純資産比率はビットコイン時価総額全体の6.67%にあたる。設定来の累積純流入額は593億4000万ドルとなっており、機関投資家によるBTC保有の拡大が続いていることが確認できる。
ビットコイン現物ETFは2024年1月に米国で承認されて以降、機関投資家の参入経路として急速に普及してきた。IBITをはじめとする大手運用会社のETFへの資金集中が続く一方、旧来型のGBTCからの流出は依然として止まらず、市場構造の変化を反映した形となっている。


