韓国のソウル江南警察署が捜査過程で任意提出を受け保管していた22BTCのビットコイン( BTC が外部流出したことが2月13日に報じられた。流出したBTCの価値は現在の時価で2.3億円に達する。
流出したビットコインは2021年11月に警察が捜査中に任意提出を受けたもので、物理的な保管装置であるUSB型コールドウォレット自体は盗難されていなかったものの、内部のビットコインのみが抜き取られていた。当該事件の捜査が中止状態だったため、これまで流出の事実が確認されなかった。京畿北部警察庁は具体的な流出経緯と内部関与の有無を把握するため、本格的な内部調査に着手したという。
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今回の事件は、光州地検が押収した320BTCが紛失した事件を受けて、警察庁が全国の警察署の現況を調査する過程で明らかになったものだ。光州地検は昨年6月から7月頃に犯罪に関連して押収した320BTCが紛失した事実を12月になって把握し、監察を実施している。
現地報道によると、光州地検の証拠管理担当捜査官がフィッシングサイトに誤ってアクセスした後、押収ビットコインが盗まれたとされる。
相次ぐ押収仮想通貨の流出事件は、捜査機関の証拠管理プロトコルとセキュリティ対策の抜本的見直しを迫るものとなっている。物理的な保管装置が無事でも内部資産が抜き取られる手口が繰り返されており、仮想通貨特有のリスクへの対応力不足が露呈した形だ。
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