コインベース、米国初の無期限型先物を開始予定 ビットコインとイーサリアムで
米仮想通貨取引所大手コインベースが26日、7月21日から米国市場で「USパーペチュアル型先物」の提供開始を発表した。ナノビットコイン(0.01BTC)とナノイーサリアム(0.10ETH)の2契約で開始する。
新商品は5年満期の長期契約として設計され、24時間365日の取引が可能となる。ファンディングレート機能により先物価格を現物価格に近づける仕組みを採用し、CFTC規制に完全準拠している。
国際市場では仮想通貨デリバティブ取引の90%以上をパーペチュアル(無期限・永久)先物が占めるが、米国では規制上の制約で利用できなかった。多くの米国トレーダーが海外取引所を利用し、規制・保管・取引相手リスクを抱えていた。
従来の米国先物が四半期・月次契約で平日のみ取引だったのに対し、新商品は現物価格に連動する24時間取引を実現。ファンディング料は1時間ごとに発生し、1日2回決済される仕組みを導入している。
コインベースデリバティブ取引所のボリス・イリエフスキー氏は「米国の仮想通貨デリバティブ市場の重要なギャップを埋める商品」と説明している。海外回避策が不要となり、国内規制下でのレバレッジ取引とリスク管理が可能になるという。
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