410億円相当のイーサリアム、Galaxy Digital経由の大口取引が明らかに
大口投資家が6月4日、機関投資家向けの仮想通貨金融企業Galaxy DigitalのOTC(店頭取引)ウォレットを通じて大規模なイーサリアム( ETH )取引を実行したことが確認された。約13時間前に108,278 ETHが同投資家のウォレットに送金されている。
Lookonchainの分析によると、この機関投資家あるいは大口投資家は現在139,476ETH(約530億円)を保有している。
Galaxy Digitalは仮想通貨業界の大手投資会社として知られ、機関投資家向けのOTC取引サービスを提供している。今回の取引は単一の買い手による大口購入で、店頭取引を通じて市場価格への直接的な影響を最小限に抑えながら実行された。このような大規模取引は通常、長期保有を前提とした戦略的投資を示している。
イーサリアムの大口取引は市場流動性と価格安定性に重要な影響を与える要因となっている。機関投資家による継続的な取得は、イーサリアムの供給減少と価格上昇圧力につながる可能性が高い。Galaxy Digitalのような信頼性の高いOTC取引プラットフォームを通じた取引は、機関投資家の参入障壁を下げる重要な役割を果たしている。
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一方、CoinSharesのジェームズ・バターフィル氏が2日に発表したデータでは、イーサリアム投資商品への資金流入が6週連続で継続し、先週だけで3億2,000万ドル(460億円)の純流入を記録した。累計流入額は11億9,000万ドルに達し、2024年12月以降最高水準となっており、Galaxy Digitalの大口取引と合わせてイーサリアムに対する市場の強気転換を裏付けている。
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