ハイパーリキッドのHYPEトークン最高値更新、OIが90億ドル突破
分散型永続取引所(DEX)Hyperliquidの独自トークンHYPEが5月23日、史上最高値37.24ドルを記録した。昨夜時点では過去24時間で14.5%上昇し、1週間で37.7%、1カ月で+94%のパフォーマンスを見せた。その後トランプの関税発言を受け反落し、34ドルの値で取引されている。
価格急騰の背景には、プラットフォーム全体の建て玉(OI)が93億ドルを突破し過去最高を更新したことがある。CoinGlassのデータによると、前回記録の80億ドルを大幅に上回った。
仮想通貨別では、ビットコインのOIが47億ドルで首位、イーサリアムが12億ドルで2位、HYPE契約が約7.2億ドルで3位となった。ビットコインが23日に11万2000ドル近くまで上昇しデリバティブ需要が連動して拡大した。
注目すべき大口取引として、「moonpig」として知られるトレーダーのジェームズ・ウィン氏が40倍レバレッジで10億ドル規模のビットコインロングポジションを構築した。同氏は23日にポジションを減らし1,900万ドル規模の利益確定を行ったことを明かした。
一方、Hyperliquid Labは5月23日、米商品先物取引委員会(CFTC)に無期限デリバティブと24時間取引に関する意見書を提出したと発表した。分散型金融(DeFi)の規制枠組み整備により市場効率性と利用者保護の向上を目指すとしている。
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