米ProShares、XRP先物ETF3種を上場へ レバレッジ型とインバース型を提供
米資産運用企業ProSharesは、4月30日に暗号資産(仮想通貨) XRP の価格に連動する先物ベースのETF(上場投資信託)3本を上場する予定だ。米証券取引委員会(SEC)への提出書類で確認された。
なお、これは現物ETFではないため、XRPを直接保有することはない。
また、SECからの明示的な承認プロセスは必要とせず、申請書類提出後、一定期間内にSECが異議を申し立てない限りは有効となる。SECは今回、特に意義は申し立てなかった。
新たに上場予定であるのは、次の3つのETFだ。
すでに今月初旬、テウクリウム・トレーディングが米国で初めてXRP関連ETFをリリースしており、今回の3つのETFはこれに続くものとなる。
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なお、ProSharesを含め、グレースケール、21シェアーズ、ビットワイズなどの資産運用会社がXRP現物ETFを申請しているが、SECからの承認待ちの状態だ。
世界初のXRP現物ETFは、米国に先立って25日、ブラジルで上場している。
仮想通貨市場分析会社Kaikoは、アルトコイン現物ETFの中では、XRPがSECから承認を得る上で有利な状況にあると分析している。レバレッジETFの承認や、XRPの市場流動性の大幅向上を挙げた。
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ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物ETF誕生前は、上場期待がそれらの価格をある程度上昇させていた。一方で、XRP現物ETF承認への期待が高まっているが、今のところそれに関する大きな価格変動は観測されていない。
ただ、XRP先物ETFの相次ぐリリースや、今後の新たなXRP ETFに関するニュースが、今後市場にポジティブな影響を与える可能性も指摘されている。
coinglassによると、XRP現物は20日より資金流出が続いているものの、直近では減少傾向にある。過去7日間ではピークとなった23日に約7,500万ドル(約108億円)が流出したが、28日までの24時間では約1,800万ドル(約26億円)の流出にまで減少した。
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