RWAトークン化業界最大手のセキュリタイズ、ファンド運用事業取得で業務拡大へ
現実資産(RWA)トークン化の代表的な企業Securitize(セキュリタイズ)は15日、デジタル資産に重点を置くファンド管理・会計サービス企業MG Stoverのファンド管理事業を買収した。
これにより、セキュリタイズの子会社であるSecuritize Fund Services(SFS)は、世界最大のデジタル資産ファンド管理会社となるとしている。
SFSは大幅に事業を拡大し、機関投資家レベルの資産発行者および投資家に対して提供するソリューションを強化していく見込みだ。
MG Stoverのファンド管理チームは、以下のように様々な規制された金融サービスを提供していく。
Securitizeのカルロス・ドミンゴ共同創業者兼CEOは、同社の能力を拡大し、成長するための重要な一歩だとして、次のようにコメントした。
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セキュリタイズは、14日現在で33億ドル(約4,700億円)以上のオンチェーン資産を発行している。特に、ブラックロックのトークン化米国債ファンド「BUIDL」の発行を手掛けていることで知られている。
BUIDLの発行額は24億5,000万ドル(約3,500億円)超に上る。その他に、4億ドル(約570億円)超のトークン化株式Exodus、1億5,000万ドル(約215億円)超の機関投資家向けトークン化ファンドBCAPなどでも発行を担当しているところだ。
なお、3月のBUIDLの分配金は推定417万ドル(約6億円)超だった。セキュリタイズによると、トークン化国債ファンドの1カ月の分配金として、史上最高額である。
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