世界初、米カナリーがPudgy Penguins NFTとPENGUトークン連動のETFをSECに申請
仮想通貨取引・運用会社の米Canary Capital(カナリーキャピタル)が、NFTプロジェクト「Pudgy Penguins」のトークン「PENGU」に連動する初のETF(上場投資信託)を米国証券取引委員会(SEC)に申請した。20日に提出された登録届出書によると、この革新的なファンドはPENGUトークンとPudgy Penguins NFTの両方を保有するものだ。「信託はその投資目的を達成するため、(1)Pudgy Penguinsプロジェクトの公式トークンであるPENGU、および(2)Pudgy PenguinsNFTで主に構成されるポートフォリオに投資する」と申請書に記載されている。
Canary Capitalは現在、スイ、へデラ、ライトコインなど複数のアルトコインETFの承認も同時に目指しており、仮想通貨市場への投資アクセス拡大を積極的に推進している。今月、資産運用会社はSOL、XRP、DOGEなどの銘柄に連動する複数ETFの承認をSECに求めており、今回のPENGU ETF申請はその流れを汲むものだ。PENGUはイーサリアムベースのNFTプロジェクトPudgy Penguinsが2024年12月にローンチしたソラナチェーン上のトークンである。
トランプ政権下でのSECは仮想通貨業界に対してより友好的なスタンスを示しており、大手仮想通貨業界プレーヤーに対する法執行措置の取り下げや、業界規制の方法を検討する仮想通貨タスクフォースの設立などの動きを見せている。
Canary Capital、VanEck、21Shares、Bitwiseなどの資産運用会社は、XRP、ソラナ、ライトコインなどのアルトコイン銘柄に連動するETFの米国市場への上場を目指している。NFT関連のETFが承認されれば、仮想通貨投資の新たな章が開かれることになる。しかし、イーサリアムETFはビットコインETFほどの成功を収めておらず、新たなアルトコインETFがどの程度の投資家の関心を集めるかは未知数だ。
なお、本日ボラティリティ・シェアーズ・ソラナETF(SOLZ)とボラティリティ・シェアーズ2Xソラナ ETF(SOLT)の2つのソラナ先物ETFが米国で上場した。
関連: 米国仮想通貨ETFの審査状況一覧ソラナやXRP・ドージなど
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米CMEのXRP先物提供やSOLの企業購入事例など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。...
ビットコイン10万ドルも視野、貿易摩擦懸念緩和が支援材料に|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏によるビットコイン週次レポート。ドル安進行と米中関係改善期待を背景にビットコインは200日線を突破し三役好天を形成した。今後の重要経済指標と共に注目される節目の10万ド...
週刊仮想通貨ニュース|金の最高値とBTC上昇の関係や42000BTC保有予定の21キャピタル設立に高い関心
今週は、金の最高値更新と仮想通貨ビットコインの価格上昇の関係分析、ビットコイン価格とM2マネーサプライの相関関係、42,000BTC保有予定の21キャピタル設立に関するニュースが最も関心を集めた。...