オンチェーン分析サービスのOnchain Lensは5月25日、ビットコイン( BTC )誕生直後の2009〜2010年頃(いわゆるサトシ時代)から活動する古参マイナーが2,650BTC(325億円相当)を機関向けブローカーのFalconXおよびCumberlandへ入金したと報告した。
Onchain Lensの観測によると、同マイナーは入金後もなお6,000BTC(737億円相当)を保有中(執筆時)。今回の移動がそのまま売却につながるかは不明だが、取引所や機関ブローカーへのビットコイン移送は売却の先行行動として解釈されることが多い。
他にも、Lookonchainが4月26日に2年間にわたり非活性状態だった別の大口投資家が300BTCをバイナンスへ入金したと報告した事例がある。この300BTCは3年前にビットフィネックスから出金されたもので、現在価格を基準にした含み益は約27億円と推計される。
長期休眠アドレスが突然活動を再開する事象は、ビットコイン市場のセンチメント指標として繰り返し観測されている。
ただ、今回の送金先はFalconXとCumberlandという機関向けブローカーであり、OTC(相対取引)での売却となる可能性が高く、集権型取引所のオーダーブックを通じた直接的な売り圧力は限定的とみられる。