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米イラン停戦合意でビットコイン・イーサリアム急騰、短期的な抵抗線は?=クリプトクアント

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暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは9日、週間市場レポートを発表。米イラン停戦で地政学的リスクが緩和し、ビットコイン( BTC )とイーサリアム( ETH )の数週間にわたる下落トレンドを覆したと述べた。次の重要な価格レベルも分析している。

トランプ大統領による米イラン間の2週間の停戦発表後、24時間以内にビットコインは4%、イーサリアムは6%急騰した。

この価格上昇は、永久先物市場のトレーダーによって牽引された。ビットコインとイーサリアムの永久先物における建玉残高は、24時間以内にそれぞれ21億ドルと22億ドル増加している。

ドル建てだけではなく、BTCおよびETH建てで計算した建玉残高も増加していることから、ショートポジションの清算ではなく、新規のロングポジションが上昇の主な原動力となっていることが確認された。トレーダーの間で強気の確信が強まっていることを示す。

また、停戦発表後、ビットコインとイーサリアムのテイカー売買比率は上昇傾向を続けた。これは、永久先物市場において買い手が優勢であることを表している。なお、テイカー売買比率とは、板に指値を出さず成行で注文を執行する「テイカー」の買い量÷売り量。1を超えると買い優勢を示す。

ビットコインのテイカー売買比率は、発表後1.04を上回り、3月21日以来の高値を維持した。イーサリアムも同様のパターンを示し、比率も上昇傾向にある。

クリプトクアントは、こうしたビットコインとイーサリアム両方における強気ポジションから、市場が少なくとも短期的にはマクロ経済状況の持続的な改善を織り込んでいることが読み取れるとしている。

さらに、ビットコイン価格はトレーダーの実現価格の下限バンドである、約69,400ドルを上回った。この水準は、最近動いたコインを持つ人たちの平均取得コストの下限ラインであり、数週間にわたり抵抗線として機能していた。

クリプトクアントは、ビットコインがこの水準を維持し、米イラン情勢の悪化につながるような事態が発生しなければ、次の重要なターゲットはトレーダーの実現価格の中心水準である約79,000ドルだと述べた。

この水準は歴史的に弱気相場の抵抗線として認識されており、市場構造が回復する上での重要なハードルになっている。

米国投資家による需要を示すコインベース・プレミアム(コインベースにおける価格が相対的に高くなること)も、ビットコインとイーサリアムの両方でプラスに転じ、数週間のマイナスから脱した。

クリプトクアントは、停戦状態が維持され、今後2週間で事態の悪化につながるニュースがなければ、プレミアムはプラス圏を維持し、強気な価格推移をさらに強固なものにするとも予測している。

米国とイランは11日に、仲介国であるパキスタンで協議を開始予定。ドナルド・トランプ大統領は10日時点で、協議が成功するかどうかは「あと24時間ほどで分かる」と話している。もし交渉が決裂した場合は、市場がリスクオフに戻る可能性もある。

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