ブロックチェーン分析サービスのLookonchainの監視データをもとに、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)が3日、45,034ETHを新たにステーキングしたことが確認された。米ドル換算で約9,311万ドル、日本円にして約148億円相当の規模となる。
今回の動きは、財団が2026年2月24日に公式発表した財務戦略の一環だ。財団はトレジャリー(財務準備金)から約7万( ETH )をステーキングし、得られた報酬を財団の財務に還元する計画を表明していた。
その後、3月30日には単日で過去最大規模となる2万ETH超をステーキングするなど、段階的に規模を拡大してきた。今回の45,034ETHの追加ステーキングは、その計画をさらに前進させるものだ。
この戦略の核心は、これまでの「ETHを売却して運営資金を確保する」方式からの脱却にある。財団はステーキング報酬をプロトコル研究、エコシステム助成金、パブリックグッズ開発などの活動資金に充てる方針で、売却による市場への売り圧力を回避しながら安定した収入源を確保することを目指している。
イーサリアム財団はかつて運営資金確保のため定期的にETHを売却しており、その都度コミュニティから批判を受け市場への売り圧力を生んできた経緯がある。
2026年初頭にはETH価格が大幅下落し、共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏による個人保有ETHの売却も重なり市場の不安が高まった。
そうした背景の中、財団によるステーキング戦略への転換は、ETHの長期保有とネットワークへのコミットメントを示すシグナルと受け止められている
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