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ビザがAI自律決済基盤を整備、ステーブルコイン決済ツール公開

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ビザ・クリプト・ラボは18日、AIエージェントがターミナル上で自律的に支払いを実行できるコマンドラインインターフェース(CLI)ツール「Visa CLI」のベータ版を公開した。ビザ・クリプト・ラボ責任者のクイ・シェフィールド氏がX(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。

Visa CLIはGitHubアカウントによる申請制でアクセスが付与される仕組みで、公式サイト(visacli.sh)ではAPIキー管理を不要とするプログラム型カード決済を提供するとしている。

画像生成APIへのオンデマンド支払い、音楽生成エンドポイントへのアクセス、ペイウォール付きデータフィードの取得など、AIエージェントが自律的に消費するサービスへの決済を主なユースケースとして掲げている。

AIエージェント向け決済インフラをめぐっては、コインベースとクラウドフレアが共同開発するx402プロトコルが先行しており、USDCなどのステーブルコインを決済レールとして採用している。

AIエージェント間のマイクロ決済ではステーブルコインが業界標準として定着しつつあり、ビザ・クリプト・ラボの参入もこの潮流を踏まえた動きとみられる。既存カード網では最低手数料が約30セントとされ、APIコールやGPU計算リソースのようなサブセント規模の決済には不向きであることが課題として指摘されてきた。

同日、ビザはStripeとTempoが共同策定したオープン規格「マシン決済プロトコル(MPP)」の設計パートナーとしても参画し、ビザのグローバルカードネットワーク上でMPP対応のカード決済を可能にする実装を完了したと発表した。MPPはAIエージェント間の決済を標準化する規格で、TempoのブロックチェーンとStripeのインフラを中心に設計されており、x402など既存のエージェント決済規格を補完する位置づけとされる。

関連: コインベースが専用ウォレット公開、ストライプはBase連携で自律決済に対応

ビザは自社ブログで、AIエージェントはAPIの消費、クラウドリソースの購入、マシン間の自動B2Bワークフローといった処理をコマンドラインから実行しつつあると述べ、決済インフラも「コマンドライン・コマース」の形態に進化する必要があるとの認識を示した。

クイ・シェフィールド氏はビザ・クリプト・ラボとして初の実験的プロダクトであると位置づけており、今後の機能拡張を示唆した。

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