ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は6日、米国のビットコイン( BTC )現物ETF11本のうち10本で資金流入が確認され、1日で約5億ドル(約750億円)規模の流入を記録、年初来の流出額をほぼ相殺したと伝えた。
ビットコインはイランへの軍事攻撃後の安値から一時約13%上昇し、73,000ドルを突破した。執筆時点では71,000ドル前後で推移している。一方、金価格は攻撃直後の急騰から反落した。
バルチュナス氏はこの動きについて、「金の安全資産としての地位が崩れた」あるいは「ビットコインが地政学リスクに連動している」と短絡的に結論づけることに警鐘を鳴らし、機関投資家フローの変動やセンチメントの変化、利益確定売りなど複数の要因が絡む可能性を指摘した。
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今回の資金流入の背景については、市場関係者の間で解釈が分かれている。CoinDeskの報道によると、今回の流入は裁定取引ではなく強気の直接投資とみられており、一部のアナリストはビットコインが少なくとも短期的な底値を付けたとの判断から資金が戻ったと分析している。
一方、BitMEX共同創業者のアーサー・ヘイズ氏は5日、ビットコインが73,000ドル台に迫った後、Xに「デッドキャットバウンス(一時的な反発)の可能性がある」と投稿し、ビットコインはまだ米国のソフトウェア株から完全に切り離されていないと指摘した。
さらに、市場の「恐怖・貪欲指数」はビットコインの7%超の上昇にもかかわらず依然として「恐怖」圏に留まっており、小売り投資家は今回の反発に懐疑的な姿勢を崩していないとの見方もある。
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