オンチェーン分析ツール「Onchain Lens」が23日に公開したデータによると、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が直近1.5日間で1,694 ETH (約331万ドル)を売却した。2月2日からの累計では8,651ETH・総額約1,797万ドル(約27億円)に上り、平均売却単価は約2,077ドル。現在も10,676ETH(約2,086万ドル相当)を保有している。
売却の背景には、1月30日にブテリン氏が公表したイーサリアム財団の「緩やかな緊縮財政計画」がある。同氏は自身のウォレットから16,384ETHを引き出し、「今後数年にわたって長期プロジェクトに段階的に活用する」と説明していた。
資金用途にはプライバシー基盤やオープンソースハードウェア開発、慈善団体「Kanro」を通じた公衆衛生研究への支援などが含まれる。
市場関係者の一部からは、当初の説明と比較して売却ペースが速いとの見方も出ている。ただし売却益の多くは慈善・研究目的に充てられており、個人的な利益確定とは性質が異なる点には留意が必要だ。
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