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ヴィタリック氏、「アルゴリズム型ステーブルコインこそ真のDeFi」

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イーサリアム( ETH )共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は9日、X(旧Twitter)への投稿で、分散型金融(DeFi)の本質的な定義について見解を示した。

これは、「DeFiは仮想通貨のロングポジションを保有しながら自己管理を維持するためにのみ存在する」とする業界関係者の投稿に対する反論として展開された。

ブテリン氏は、アルゴリズム型ステーブルコインこそが真のDeFiであると主張し、二つの基準を提示した。

第一に、イーサリアムを担保とするアルゴリズム型ステーブルコインの場合、たとえ流動性の99%が担保提供者によって支えられ、彼らが別の場所で法定通貨を保有していたとしても、「ドルに対するカウンターパーティリスクをマーケットメーカーに転嫁できる能力自体が重要な機能だ」と説明した。

第二の基準として、アルゴリズム型ステーブルコインが実物資産(RWA)に裏付けられている場合でも、過剰担保かつ分散化されていれば意義があるとした。

具体的には、個別の裏付け資産の最大シェアが過剰担保率以下であり、単一の資産が破綻してもシステム全体が担保不足に陥らない設計であれば、保有者が経験するリスク特性は大幅に改善されると指摘した。

一方で、現在広く利用されている「USDCをAaveに預け入れる」タイプのDeFiサービスについては、「これらは私が提示したどちらのカテゴリーにも該当しない」と明言した。

ブテリン氏は、将来的にはドルを計算単位とすることから脱却し、より一般化された多様なインデックスへ移行すべきだとの長期的なビジョンも示している。

この議論は、DeFi市場の実態に対する根本的な問いかけとなっている。現在、DeFiプロトコルの多くは中央集権的な法定通貨担保型ステーブルコイン(USDCやUSDT)を主要な流動性源としており、「分散型」を標榜しながらも実質的には中央集権的な要素に依存している現状がある。

ブテリン氏の主張は、真の分散化を実現するためには、発行・管理プロセス全体がオンチェーンで完結するアルゴリズム型ステーブルコインの発展が不可欠だという方向性を示している。この議論は今後のDeFiプロトコル設計や規制当局の判断基準にも影響を与える可能性がある。

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