ソラナ( SOL )・ラボの子会社ソラナ・モバイルは4日、モバイルデバイスエコシステムのネイティブトークン「SKR」を来年初めに発行すると発表した。SKRトークンは2026年1月にリリースされる予定だ。
SKRはソラナ・モバイルエコシステムの独自仮想通貨で、エコシステム全体の管理、経済、インセンティブ、所有権を支える設計となっている。
開発者は以前、SKRが開発者とユーザーに直接配布されると説明していた。総供給量は100億トークンで、ローンチ時には30%がエアドロップとアンロックに割り当てられる。
ソラナ・モバイルの声明によると、エアドロップは「スマホSeeker(シーカー)のユーザー、アクティブなdAppユーザーなど」を対象としている。配分内訳は、エアドロップ30%、成長・パートナーシップ25%、流動性・ローンチ10%、コミュニティ財務10%、ソラナ・モバイル15%、ソラナ・ラボ10%となっている。
ローンチ時にSKRは成長と調整メカニズムとして機能し、ステーキング、開発者支援、デバイスのセキュリティ確保、dAppストアのキュレーションに使われるという。
ソラナ・モバイルは今年8月、シーカーの予約注文が15万件に達し、数万台が50カ国以上の購入者に倉庫から出荷されていると発表した。シーカーはソラナ・モバイルの第2世代端末で、ソラナスマホの初代機種サーガ(Saga)に続くものだ。
シーカーはアンドロイドベースのデバイスで、シードボルトキーストレージと呼ばれるハードウェアセキュリティソリューション、ソラナdAppストア、新しいアプリとSKRトークン報酬への早期アクセスを付与するオンチェーンジェネシストークンが事前搭載されている。ジェネシストークンは譲渡不可のソウルバウンドトークンで、各機種が発行する。
SKRトークンのビジョンについての詳細は12月11〜13日にアブダビで開催される「ブレイクポイント2025」カンファレンスで共有される予定だ。
ソラナ・モバイルのゼネラルマネージャーであるエメット・ホリヤー氏は以前「これはただのハードウェアのローンチではなく、モバイルWeb3の新時代の始まりだ」と述べていた。ソラナスマホのエコシステムが拡大するにつれ、SKRはそれを支えるコミュニティに価値を還元する仕組みとなる。
関連: 二代目ソラナスマホのSeeker、50超の国へ出荷を開始モバイルWeb3の新時代へ
関連: イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集ソラナが支援表明


