グローバル資産運用会社フランクリン・テンプルトンは3日、ソラナ( SOL )への投資機会を提供するフランクリン・ソラナETF(SOEZ)を米国のニューヨーク証券取引所アーカに上場したと発表した。運用資産総額1.6兆ドル超の同社にとって、仮想通貨ETF商品群のさらなる拡充となる。
SOEZはソラナの価格変動に連動し、保有する最大100%のソラナをステーキングして報酬を付与する仕組みだ。ステーキング報酬はSOLで受け取り、所得として扱われる可能性があるという。
コインベース・カストディ・トラスト・カンパニーがソラナ現物の管理を担当し、バンク・オブ・ニューヨークが管理者及び現金保管機関を務める。
同社デジタル資産部門責任者のロジャー・ベイストン氏は、ソラナがデジタル経済の中核レイヤーになりつつあると述べた。その処理速度と効率性がトークン化資産から次世代金融アプリケーションまで幅広い活動を支えており、開発者と機関投資家の双方を引き付けていると説明している。
ソラナETFでは、キャナリー・キャピタル、ビットワイズ、グレイスケール、フィデリティ、ヴァンエックなどが先行して商品を投入している。REX・オスプレーは7月に最初のステーキング報酬付きソラナETFを立ち上げた。
フランクリン・テンプルトンは既にビットコインETF、イーサリアムETF、XRPETF、仮想通貨インデックスETFを米国で提供している。ここ数週間、各社はチェーンリンクからソラナ、ドージコインまで様々な仮想通貨ETFを相次いで上場させている。
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