「Saga」スマホ、発売から2年でサポート終了 次世代端末「シーカー」へ移行
ソラナ・モバイルは20日、仮想通貨対応スマートフォン「サガ」(Saga)のサポートを終了し、第1世代端末へのソフトウェアアップデートの提供を打ち切ると発表した。
声明では、「サガ端末へのソフトウェアアップデートおよびセキュリティパッチの提供は終了する。サガ固有の問題に関するカスタマーサポートは一般的な問い合わせのみに限定され、新しいソフトウェアやサービスとの互換性は保証されない」としている。
サガは2023年5月に発売され、Web3の普及を目的とし、カリフォルニアのハードウェア企業OSOMとソラナ・モバイルが共同開発した。当初1,000ドルで販売され、その後599ドルに値下げされたものの、最終的にはBONKトークンのエアドロップ目的で20,000台の完売を成し遂げた。
同端末は、プリインストールされたウォレットがミームコインのエアドロップを受け取ったことで一時注目を集めた。多くのソラナ系ミームコイン開発者は、マーケティング戦略の一環として、またソラナを支援し端末を購入したユーザーへの報酬として、これらのウォレットにトークンをエアドロップすることを選択した。
サガのサポート終了に伴い、ソラナ・モバイルは現在、第2世代端末「シーカー(Seeker)」に注力している。シーカーは、同様に仮想通貨に特化したモバイル端末だ。サガのエアドロップブームと完売直後に発表されたシーカーは、15万台以上の予約注文を獲得し、今年8月にユーザーへの出荷を開始した。
声明でも、「シーカー端末は影響を受けず、引き続きソフトウェアアップデートとセキュリティパッチの提供を受ける」としている。
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