株価大幅下落のソラナ・カンパニー、私募株ロックアップ解除を予定通り実施へ
ナスダック上場のソラナ・カンパニーは20日の公表声明で、今週が同社にとって重要な転換点になると述べた。同社は先月実施した私募増資で投資家が取得した株式について、予定されていたロックアップ解除を延期せず、進めることを意図的に選択したと説明している。
パンテラ・キャピタルが支援するデジタル資産運用会社ソラナ・カンパニー(旧ヒーリアス・メディカル・テクノロジーズ)は、ソラナ(SOL)トークンを保有する企業である。
同社は先月、1株当たり6.881ドルで普通株式を発行し、行使価格10.134ドルのワラントを付帯する5億ドル(約754億円)の私募増資(PIPE)の価格決定を発表した。
しかし、ソラナ・カンパニー株は私募増資発表後に20ドル台まで急騰したものの、その後急落。10月中旬には16ドル台で取引されていたが、今週月曜日だけで17%下落して約6.50ドルまで落ち込んだ。現在も6.8ドル前後で推移しており、私募増資価格の6.881ドルとほぼ同水準となっている。
このような状況下、ソラナ・カンパニーは「他の同業他社のように先延ばしを選ばない」と表明し、X上で「絆創膏を一気に剥がす(Ripping off the band-aid)」アプローチだと説明した。これは、株価への短期的な圧力を恐れず、問題を長引かせるよりも一度に解決する方が良いという考えを示している。
最近、デジタル資産運用(DAT)業界全体が厳しい状況に置かれている。10月の市場下落で多くのDAT企業の株価が急落し、一部企業では保有する仮想通貨の価値を下回る価格で取引されている。こうした中、DAT各社がどのように対応するかに市場の注目が集まっている。
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