バイナンスがエテナUSDe導入を発表、2.8億ユーザー向けに報酬付き担保機能を提供
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが9日、エテナラボのUSDe合成ドル(ステーブルコイン)を全プラットフォームに統合すると発表した。初期段階ではUSDTステーブルコインとの現物取引ペアとして導入し、順次機能を拡張する予定だ。
USDe統合によりバイナンスアーンとの直接連携が実現し、ユーザーはドル建て報酬を獲得できるようになる。先物・無期限契約取引での担保利用時にも報酬が付与され、月末から支払いが開始される。
エテナラボは今回の統合を「これまでで最も重要な統合の1つ」と位置づけた。USDe供給量は約130億ドルに達し、法定通貨担保なしのドル資産として最大規模を誇っている。
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競合のバイビット取引所では2024年の統合後、報酬機能によりUSDCを上回るシェアを獲得した実績がある。現在バイビットでUSDe残高は全USD残高の12%を占めているとエテナが報告している。
現在、バイナンスの推定2億8,000万ユーザーの取引はテザーUSDT通貨ペアが圧倒的シェアを占めているが、今後USDe建ての通貨ペアも導入されていく予定だ。
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