ミームコイン「ドッグウィズハット(WIF)」のニット帽、1.2億円で落札
暗号資産(仮想通貨)ドッグウィズハット( WIF )のアイコンに登場するピンクのニット帽の現物が7日、80万ドル(約1.2億円)近くで落札された。ソラナ( SOL )のミームコイン・ローンチパッド「Bags」の匿名創設者であるFinn氏が購入している。
Finn氏は、「BagsAppが初の買収を完了。10億ドルの価値がある帽子をわずか70万ドルで購入した。今後何が起こるか、乞うご期待」とコメントした。
帽子は、ビットコイン・オーディナルのマーケットプレイスであるOrd Cityでオークションにかけられ、6.8BTC(落札時の時価約1.2億円)で落札された格好だ。Finn氏は特に他の2人の入札者との熾烈な競争を制した。
Finn氏は、Bagsで発行されたトークンの一つ「BUY THE HAT」から得た手数料を落札資金に充てたとしている。「帽子が何らかの形でコミュニティに還元されるようにする」とも続けた。
また、帽子を落札したことで一番嬉しいのは、帽子をかぶった犬の家族にお金が渡るということだとも述べている。
「ミームに恩返しする方法も見つけた。彼らがずっとロイヤリティを稼ぐことを想像できるだろうか」ともコメントしており、ミームコインとロイヤリティについて何らかの仕組みを構想している可能性も示唆した。
ドッグウィズハット(WIF)は、ピンクのニット帽をかぶった柴犬のアイコンで知られるミームコインだ。ステーキングやトークンの焼却(バーン)などの機能をあえて設けずにシンプルさを重視している。
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柴犬「アチ」がピンクのニット帽をかぶった姿が初めて撮影されたのは2018年11月のことであり、インスタグラムにアップロードされて話題になった。
今回、Ord Cityは帽子の真正性を証明するために、アチの飼い主によるミームコインの起源と帽子の由来を解説した高解像度の写真と動画をシェアしている。
落札を受けてアチの飼い主は、「この帽子は私たちにとっての幸運のお守りであり、インターネットカルチャーの一部でもある」として次のようにコメントした。
CoinGeckoによると、現在ミームコイン市場の時価総額は786億ドル(約12兆円)。ドージコイン(DOGE)が首位で、Shiba Inu(SHIB)、Pepe(PEPE)が続く。また、カテゴリ別では犬をテーマとしたトークンがミームコイン時価総額の約30%を占めている。
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