利回り提供のJitoSOLを採用、米国初のソラナステーキングETF『SSK』発表
7月24日、米REXシェアーズ(REX)とオスプレイファンズ(Osprey)の共同ETFである、「REX‑Osprey™ Solana + ステーキングETF(SSK)」に、ソラナ(SOL)を利回り付きでトークン化するJitoSOLが正式に採用されることが発表された。
この統合により、SSKは流動性と透明性を維持しつつ、証券口座を通じてソラナのステーキング報酬を提供する。
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JitoSOLは、「Jito Labs」によって開発されており、ソラナチェーン上のリキッドステーキング(LST)プロトコルである。TVL(預かり総資産)は30億ドルを超え、ソラナチェーン内で最も大きなLSTとしての地位を確立している。
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SSKは、JitoSOLをポートフォリオに組み入れることで、オンチェーンでの報酬獲得への参加という本質を維持しつつ、ETFとしての透明性と資本効率向上を狙っている。
なお、ステーキングはすべてソラナネットワーク上で直接行われており、ETF株式の保有者にはステーキング報酬の100%が還元される設計となっている。REXおよびOspreyは、この報酬から一切の利益も留保しない。
SSKは、ソラナのステーキング報酬を直接得られる、米国で唯一の上場ETFである。JitoSOLの導入により、投資家はウォレットやDeFiプラットフォームを使うことなく、規制された証券会社からソラナのネイティブ報酬へアクセスできる。
このETFは2025年7月2日に承認された最初のソラナ現物ETFとして稼働しており、「The Block」によると累積取引量は少なくとも2億2,200万ドル、純資産は1億ドルを超えている。
米国における仮想通貨現物ETFはこれまで、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物を対象とする事例が中心であったが、ソラナにおいては本ファンドが初の現物ステーキング対応型ETFであり、価格上昇に加えてプロトコルからの利回り獲得も狙える構造となっている。
Jito Foundationの最高商務責任者であるトーマス・ウム氏は、「JitoSOLが米国のETFに組み込まれる初のリキッドステーキングトークンとなったことは、Jitoにとってだけでなく、従来の金融商品におけるステーキング資産の将来にとっても画期的な出来事です。」と述べている。
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