米SEC、グレースケール仮想通貨ETF転換承認を再検討
米証券取引委員会(SEC)が7月1日、取引市場部門によるグレースケール・デジタル・ラージキャップ・ファンド(「Digital Large Cap Fund」)のETF転換承認決定について委員会レベルでの見直しを実施すると発表した。NYSE Arcaでの上場承認は委員会の追加措置まで一時停止される状況となっている。
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SECは同日付でNYSE Arcaに対し、規則431に基づく見直し手続きの開始を正式通知した。7月1日の承認決定は取引市場部門の委任権限による加速承認手続きで行われていたが、委員会による再検討対象となった形だ。なお、最終判断時期は明示されていない。
グレースケール・デジタル・ラージキャップ・ファンドは現在、店頭市場で認定投資家向けに取引されているバスケット型仮想通貨投資信託である。ポートフォリオの約80%をビットコインが占め、イーサリアムが11%の構成比率となっている。
同ファンドにはXRP、ソラナ、カルダノなどの主要仮想通貨銘柄も組み入れられており、多様化された仮想通貨投資商品として位置づけられている。ETF転換により一般投資家のアクセス向上が期待されていた。
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