トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ

トランプ米大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが、2億2000万ドル（約320億円）の資金調達を完了した。Hut 8の提出書類によると、先週金曜日に1,100万株超を民間投資家に発行・売却した。

調達資金のうち約1,000万ドル相当の株式は、1ビットコイン10万4000ドルの交換レートでドルではなくビットコインで売却された。手数料控除後の純調達額は約2億1500万ドルとなった。

同社は調達資金を戦略的なビットコイン蓄積目標の達成に充当し、ビットコインやマイニング機器の購入に使用する予定だと発表した。マイケル・セイラー氏の戦略に倣ったビットコイン財務戦略を採用しており、5月31日時点で215 BTC（約35億円相当）を購入し保有している。

American Bitcoinは3月31日にナスダック上場のマイニング企業Hut 8（80％出資）とトランプ家主導のAmerican Data Centers（20％出資）の合弁会社として設立された。エリック・トランプ氏が最高戦略責任者に就任している。

同社は今年後半にGryphon Digital MiningとのSPAC合併を通じてナスダック市場への上場を予定している。長期的にはエネルギー・データセンターインフラ企業とビットコインマイニング企業の垂直統合企業形成も目指している。

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