香港拠点のLion Group Holding、870億円資金枠でHYPE・SOL・SUI準備資産戦略開始 BitGoと提携
米ナスダック上場の香港拠点金融持株会社Lion Group Holding(LGHL)が6月25日、ATW Partnersから6億ドルの資金枠を確保したと発表した。仮想通貨カストディ大手BitGoと提携し、Hyperliquid(HYPE)・ソラナ( SOL )・スイ( SUI )を中核とする仮想通貨準備資産戦略を開始する。
同社はHYPEを主要準備資産として戦略的に蓄積し、SOLとSUIはBitGo Trust Companyがカストディを担当する。BitGo管理のバリデータでステーキングを実施し、資産の潜在力を最大化する方針だ。
時価総額150万ドル未満のLGHLは東京証券取引所とシンガポール証券取引所での重複上場を検討している。アジア初のHYPE準備資産保有上場企業を目指し、グローバルプレゼンス拡大を図る戦略だ。
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王春寧CEOは声明で「Hyperliquidは分散型オンチェーントレーディングへの信念を体現し、当社のデリバティブ事業を拡張する」とコメント。ソラナとスイも実行効率重視の準備戦略に合致すると評価している。
BitGoのMike Belshe CEOは、「6億ドル資金枠は機関投資家の仮想通貨投資多様化加速を示す」と述べた。初回引渡しは48時間以内に完了予定で、申込金額は1,060万ドル。Chardan Capital Marketsが独占販売代理を務めるという。
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HYPEトークンを財務資産とする企業は最近続出。米ナスダック上場のEyenovia Inc.と、カナダ証券取引所(CSE)上場のHYLQ Strategy Corp.は23日、それぞれHyperliquidエコシステムに対する本格的な資本関与を発表した。
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