ビットコイン価格の行方は? アナリスト強気予測も後期段階入りを警戒
仮想通貨分析企業Cryptoquantの登録アナリスト、Carmelo_Alemán氏が18日、ビットコイン( BTC )の長期サイクル分析を発表した。同氏は独自の年次パフォーマンス指標を用いて、2025年の価格予測を示した。
分析によると、ビットコインは2011年以降、3年間の成長期と1年間の調整期を繰り返すサイクルを維持している。このパターンは4年ごとの半減期リズムと一致し、現在は3年目の成長期に位置するという。
関連: ビットコイン強気サイクルに異変、今回は長期化の可能性=アナリスト
関連: ビットコイン価格、「セイラー・サイクル」でさらに100倍上昇の可能性専門家が議論
Alemán氏は、現在のサイクル3年目の典型的なペースを維持すれば、2025年に約120%の上昇が見込まれると予測。93,226ドルを起点とすると、価格は205,097ドルに達し、今サイクルの頂点となる可能性がある。20万ドルという年末までの予測は、他にも多くの機構や投資家が発表している。
関連: 20万ドルへ到達可能もリスク高まるか、『ビットコインスタンダード』著者が強気相場ピークを警戒
サイクルの終わりに近いか
著名アナリストのWilly Woo氏も18日、独自のリスクモデル分析を公表した。同氏は「ビットコインは強気相場の後期段階に入った」とし、「さらなる上昇余地はあるものの、グローバル流動性が反転するとビットコインには次のベアマーケットが訪れるだろう」とコメントした。
Woo氏のリスクモデルによると、現在の流動性圧縮は「全員が富む」局面を示しており、調整が入る前兆であるという。
なお、分析企業Swissblockは同日、ビットコインが10万ドルから11万ドルのレンジで圧縮・調整局面にあると分析した。同社は「外部圧力や地政学的ストレスを吸収しながら、静かに新たな『ハイヤーロー(上昇トレンドのシグナル)』を形成している」と評価している。
一方、ビットコイン保有最大手のストラテジー社のマイケル・セイラー会長は先週のブルームバーグTVの番組で「弱気相場は二度と戻らない」と断言し、「ビットコインはゼロにならず、100万ドルに到達する」との強気予想を披露した。
関連: マイケル・セイラー「ビットコインに弱気相場は戻らない」1.4億円到達の予想も
メタプラネット、時価総額1兆円突破 企業の成長戦略は=Storm Research
英リサーチ企業Storm Researchは、メタプラネットに関する詳細なレポートを発表し、強力な執行力で迅速なビットコイン蓄積を実現し、透明性の高いKPI開示でグローバルな展開を図るメタプラネットに...
ファルコンXなどが相次ぎIPO検討 仮想通貨企業の株式上場ラッシュ続く
ファルコンXやBullishなどの仮想通貨企業が新規株式公開(IPO)を検討していると伝えられる。米トランプ政権下で、規制明確化の動きから上場ラッシュが続いている。...
金持ち父さん著者キヨサキ「ビットコイン5年後に100万ドル到達」、買い始めた価格帯にも言及
『金持ち父』著者ロバート・キヨサキ氏が19日、ビットコイン2030年100万ドル予測を発表。価格より保有量重視の投資戦略を提唱し、金・銀・仮想通貨への投資を継続的に推奨。...