コインベース、米SECにトークン化した株の取引サービス提供認可を要請=報道
暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのポール・グレウォル最高法務責任者はロイターに対し、トークン化した株式の取引サービスを提供するために、米証券取引委員会(SEC)に承認を求めていると明かした。ロイターが18日に報じた。
グレウォル氏は、この取引サービスのローンチは優先度が高いと説明。ロビンフッドやクラーケンらの企業と競うことになるが、承認が得られればコインベースの新たな収益源となることが期待される。
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なお、グレウォル氏は、正式な承認申請をすでにSECに提出したのかについては述べなかった模様。サービスの開始予定時期についても言及しなかったという。
コインベースが株式やその他の証券のトークン化に関心があることは以前から明らかになっている。
グレウォル氏は18日に自身のXアカウントに、ロイターの名前は出さなかったが、「これは最新ニュースではなく、我々は2025年の初めから、SECはトークン化した証券を市場が提供できるようにすべきであると述べている」と投稿した。
また、今年3月にはコインベースのアレシア・ハース最高財務責任者がイベントに登壇し、米国でデジタル証券を取り扱えるようになる可能性があると期待を示していた。コインベースは上場時に自社の株式(COIN)をトークン化して発行しようとしていたことも明らかになっている。
コインベースがトークン化した株式のサービス提供に動く背景には、仮想通貨に肯定的な米トランプ政権やSECの誕生がある。
ハース氏は上記のイベントで、2020年の時点でデジタル証券を上場しようとしていたと説明。複数の独自商品を取り扱おうとしていたが、当時はそれが不可能だったと明かした。
そして、SECが新体制になったことに言及して、これから金融商品の革新が進む可能性があると期待を示している。
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