イーサリアム投資商品、先週に約460億円の資金が純流入 センチメント改善が鮮明に=CoinShares
暗号資産(仮想通貨)投資企業CoinSharesでリサーチ部門のトップを務めるジェームズ・バターフィル氏は2日、先週におけるデジタル資産の投資商品への資金流入は、イーサリアム( ETH )が最も多かったことを報告した。
以下の表の通り、イーサリアムの投資商品には合計で3.2億ドル(約459億円)が純流入しており、他の銘柄の投資商品に大きな差がついている。
現在、イーサリアムの投資商品には6週連続で資金が純流入していて、その額は合計で11.9億ドル(約1,698億円)に達しており、このイーサリアム投資商品の強さは2024年12月以降で最高水準だという。バターフィル氏はこの傾向について「センチメント(市場の心理)の決定的な改善である」との見方を示した。
デジタル資産の投資商品全体における1週間の資金フローは以下のグラフの通り。純流出している銘柄もあり、先週は全体で約2.9億ドル(約408億円)の純流入だった。
全体の資産運用残高(AUM)は過去最高水準の1,870億ドル(約27兆円)から先週までに1,770億ドル(約25兆円)まで減少。バターフィル氏は、これは主にトランプ関税の不確実性が影響しているとの見方を示した。
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ビットコイン( BTC )の投資商品は、週の初めまでは資金流入が多かったが、裁判所を含めたトランプ関税を巡る動向で、週の半ばに失速したとバターフィル氏は説明。6週連続で純流入が続いていたが、先週は800万ドル(約11億円)の純流出となった。
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また、地理的に見ると、アメリカ以外の国の投資商品の好調さが目立ったとも指摘。特に香港の投資商品には5,480万ドル(約78億円)が純流入しており、この額は最初の設定以降で最も大きいという。
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