「ビットコインは50〜100万ドルまで上昇する可能性」バイナンス創業者のCZが強気予想
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの前CEOであるチャンポン・ジャオ(CZ)氏は、「Farokh Radio」というYouTubeアカウントが6日に公開したインタビューで、ビットコイン( BTC )の価格は現在のサイクルで50万ドル(約7,150万円)から100万ドル(約1.4億円)まで上昇する可能性があると予測した。
価格の到達時期までは明言していないが、予測は難しいと述べながらも、50万ドルから100万ドルの間だろうと分析。また、仮想通貨全体の時価総額について、2025年末までに5兆ドル(約715兆円)まで増加すると予想した(現在は約3兆ドル)。
ビットコインの相場サイクルは、およそ4年周期で強気トレンドと弱気トレンドを繰り返してきた。
ビットコインについて、CZ氏が上記のような強気予想を行うのは初めてではない。予想の仕方は今回とは異なるが、今年2月には「ビットコインが100万1,000ドルから98万5,000ドルに大幅下落」という見出しを待っているとXに投稿し、将来的にこの水準まで価格が上昇しうると考えていることを示唆していた。
また、同様の予想は2020年12月にも行っており、この時は「10万1,000ドルから8万5,000ドルに大幅下落」という見出しを待っていると投稿。ビットコインは2025年、実際に10万1,000ドルを超えた後に8万ドルをも割った。
なお、今回CZ氏が明確に価格を予想したのは、具体的な数字をインタビュアーに質問されたからである。
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他にも、仮想通貨領域で注意すべきことを聞かれたCZ氏は、ミームコインに資金が流入しすぎていると感じると語った。ミームコインは注目度は非常に高いが、99%以上の銘柄は価値がなくなるだろうとの見方を示している。
また、自身が現在最も関心を持っていることを質問されるとAI(人工知能)と回答。ブロックチェーンとAIはお互いに技術を活用し合うことが可能であるとし、AIは注目度が高い領域だと語った。他には、分散型科学(DeSci)にも関心があると話している。
今後については、トランプ大統領が恩赦を与える可能性はあるが、バイナンスのCEOに戻ることは考えていないと説明。そして、他の仮想通貨プロジェクトを主導するよりは、支援や指導を行っていくと語った。
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