トランプ政権高官ハインズ氏、ビットコイン準備金構築にコミット
トランプ大統領のデジタル資産作業部会のエグゼクティブディレクター、ボー・ハインズ氏が4月29日のビットコインマガジン取材で、米国のビットコイン( BTC )準備金構築に強いコミットメントを示した。同氏は、各国間のビットコイン獲得競争を「宇宙開発競争に類似している」と表現し、「金(ゴールド)と同様」と強調した。
ハインズ氏は以前から「米国政府が可能な限り多くのビットコインを取得したい」と主張しており、今回の発言でも財務省と商務省のリーダーたちが『極めて創造的な』ビットコイン蓄積方法を考案することに「非常に自信がある」と述べた。
具体的な方法として、関税収入の活用や、現在1オンス約43ドルで評価されている金証書の再評価(実際の金価格は3,300ドル超)による資金捻出などが検討されている。
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この動きはシンシア・ルミス上院議員の「ビットコイン法2025」にも関連しており、同法案は米国政府に最大100万BTCの購入を指示するものだ。トランプ大統領は3月に「戦略的ビットコイン準備金」および「米国デジタル資産備蓄」設立の大統領令に署名し、没収した仮想通貨を売却せず準備金として保持する方針を示した。現在、米国政府は没収を通じて取得した約20万BTCを保有していると推定される。
一方、ハワード・ラトニック商務長官は23日のビットコイン・マガジン取材で、トランプ大統領は現在は貿易政策と停戦に集中しており、それが終わった後にビットコイン準備金などに取り組むことができるようになると話している。
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