ビットコイン価格とM2マネーサプライの相関関係が明らかに、12万ドル到達の可能性も──複数アナリストが考察
仮想通貨ビットコイン( BTC )の価格がグローバルM2マネーサプライ(世界的な通貨供給量)の動向と強い相関関係を示しているという分析が注目を集めている。4月20日、ビットコインアナリスト「Collin Talks Crypto」がXで公開した分析によると、ビットコインの価格動向は78日から108日のタイムラグを伴ってM2マネーサプライの推移を追従する傾向があり、この相関関係が続けば価格は12万ドル以上に到達する可能性があるという。
同アナリストは78日および108日のオフセットを用いた2つのチャートを公開。M2マネーサプライのデータを前倒しして表示することで、ビットコインがその後追従するパターンを検証した。特に78日のモデルでは、過去のM2トレンドと現在のビットコイン価格動向の間に強い相関関係が見られ、M2がビットコインの価格変動を78日先行して示す先行指標となっている可能性が高いと分析した。
また、RealVisionのRaoul Pal氏はこの分析について「もしかしたら、これほど単純だったのかもしれない。もしこのモデルが機能するなら、市場において流動性が依然として最も支配的な要因であることが決定的に証明されるだろう。関税でも、政治でも、金利でもなく、流動性のみだ」とコメント。AsymmetricのゼネラルパートナーDan Held氏も「グローバルM2対ビットコイン。次に何が起こると思う?」と投稿し、この相関関係に注目している。
さらに、ビットコインアナリストのGiovanni氏はXで、「M2との相関関係は幻想ではなかった。。。これが続ければ、12万ドル以上に到達するはずだ」と予想している。
M2マネーサプライは現金や預金など流通するマネーの総額を指し、経済の流動性を示す重要な指標とされる。M2の増加は市場に流れる資金が増えることを意味し、投資活動の拡大を促進すると考えられている。
Collin Talks Cryptoのモデルによれば、ビットコインは2025年4月7日時点ですでにブレイクアウトの途中にあり、これはグローバルM2供給量の先行する急増を反映している。予測モデルに基づくと、この強気トレンドは2025年第2四半期から第3四半期初め(5月から7月頃)まで継続する見込みで、ビットコイン価格が10万ドルを大きく超える水準まで上昇する可能性が示唆されている。
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