国内暗号資産取引所GMOコインは23日、複数のFX業者で自動売買ツールによるものと考えられる不正取引が報告されているとして、利用者に注意を呼びかける声明を出した。現段階ではGMOコインの口座における不正な操作は確認されていないとしている。
声明によると、GMOインターネットが提供する「お名前.com デスクトップクラウド」のサーバー上で使われていた取引ツールに関連し、取引口座で第三者による不正な操作が行われたとの報告がGMOインターネットに寄せられているという。また、同じGMOインターネットグループの証券会社、GMOクリック証券も同日、利用者に同様の注意喚起を公表した。
GMOコインは利用者に対し、取引履歴・注文履歴・建玉・残高に身に覚えのない取引がないかの確認を求めた。あわせて、パスキーの設定状況の確認と未設定の場合の早期設定、会員ページでのログイン通知・約定通知の有効化、利用していないAPIキーや心当たりのないAPIキーの削除を呼びかけた。
確認の結果、身に覚えのない取引やログインがあった場合は、直ちにパスワードを変更したうえで、カスタマーサポートに連絡するよう案内した。
また、GMOコインが提供するAPIを使う取引では、APIキーを外部のツールやサービスに登録する前に提供元をよく確認し、管理に十分な注意が必要だとした。
経緯として、GMOインターネットは20日に一部利用者のサーバー環境で第三者による不正なプログラムの設置を確認し、21日に公表した。
影響の可能性があるサーバーは26,739件で、サーバー内の情報が閲覧された可能性があるとして、同日4時以降、全プランのサーバーを順次停止し、現行の環境での再開はしない方針だという。