米ナスダック上場のソラナ・カンパニーは9月30日、機関投資家1社を割当先とする登録直接募集で、約1,500万ドル(約24億円、1ドル=157.38円換算)を調達すると発表した。クラスA普通株式4,369,356株を1株3.433ドルで発行する。払込は10月1日前後の予定だ。
発行価格は、同社の1株あたり純資産価値(NAV)を5%上回る水準に設定した。株式と同数のワラント(新株予約権)も付与し、行使価格は3.776ドルで、同社はNAV比10%高の水準としている。NAVを下回る価格で増資すると、既存株主の1株あたりの仮想通貨保有量が目減りする。今回はその希薄化を避けた形になる。
調達資金は、承認済みの自社株買いプログラムに基づく機動的な自社株買いに充てるほか、株主にとって魅力的と判断した場合にはソラナ( SOL )の追加取得にも使う。運転資金や事業拡大にも充当する。割当先の社名は開示していない。単独の募集代理人は米証券会社クリア・ストリートが務める。
同社が9月24日時点で保有する資産は、SOL約230万枚と現金・ステーブルコイン230万ドル。SOL価格を119ドルとして計算したNAVは約2億7,800万ドル(約437億円)にのぼる。米The Blockのデータによると、保有規模はSOLを保有する上場企業のうち3番目にあたる(10月1日時点)。
同社はSOLを財務資産として保有するだけでなく、機関投資家水準のステーキングやバリデーター運営、金融機関へのアドバイザリー事業も手がける。経営目標には1株あたりのSOL保有量の最大化を掲げている。