イーサリアム開発者は17日のコア開発者会議で、次期アップグレード「グラムスターダム」のテストネット「セポリア」への移行日を10月6日に確定した。同時に、偽装アカウントを使った攻撃の懸念も指摘された。
グラムスターダムは、イーサリアム( ETH )が年内に予定される次期大型アップグレードで、ePBS(提案者・構築者分離)やブロックレベルアクセスリストなど、ブロック処理能力の向上を目的とした複数の技術改善をまとめたアップグレードだ。
ePBSをテストネットで試運転する際には、偽装ビルダーによる攻撃が起こり得るという。メインネットの資金に影響はないが、攻撃が成立すればテストネットの取引処理が止まり、本番移行前の実環境テストが妨げられる可能性があるという。
また、17日の開発者会議に先立ち、複数クライアントによるテストネット「Devnet-11」の移行リハーサルが完了し、ブロックのガス上限を6,000万から2億に高める試験もファイナリティを損なわずに実施された。この結果を踏まえて開発者らは10月6日への移行を決定したが、その後の準備期間は短縮を余儀なくされている。
イーサリアムの開発者、フレドリック・スヴァンテス氏は17日の会議で、通常はクライアント公開からテストネット稼働まで最低14日の検証期間を確保すると説明した。しかし、クライアントの最終リリース期限は9月29日とされ、10月6日までの検証期間は通常の半分となる7日間に短縮される。
セポリアでのテスト公開に続き、開発者らはテストネット「フーディ」への移行を10月27日を目安に検討中。本番環境への移行は2026年第4四半期(10〜12月)を目標とし、セポリアでの検証結果を踏まえて日程を確定させる方針だ。


