SBIホールディングス傘下で暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するSBI VCトレードは24日、米ドル建てステーブルコイン「RLUSD(アールエルユーエスディー)」の取扱いを開始したと発表した。
同社によると、国内初の4号電子決済手段の取扱いになるという。BITPOINTサービスは対象外となる。
RLUSDは、SBI VCトレードが2025年3月に取扱いを始めたUSDCに続く2銘柄目の米ドル建てステーブルコイン。入出庫の手数料は無料で、現時点の対応チェーンはイーサリアムのみとなる。同社は対応ブロックチェーンを順次拡充する予定としている。
取引や出庫には上限がある。売買の最大発注額とVCTRADEサービスからの出庫額は、いずれも1回あたり100万円相当が上限となる。入出庫は24時間365日受け付ける。海外発行のステーブルコインには規制上、1回100万円の送金上限があり、今回の上限もこれに沿う。
RLUSDは米国法上は信託受益権に当たらないが、SBI VCトレードは日本での取扱いにあたり、日本法の観点から4号電子決済手段に該当すると整理している。
発行体は、リップル傘下でニューヨーク州認可の特定目的信託会社Standard Custody & Trust Company(SCTC)。RLUSDは米ドル預金や米国短期国債などで裏付けられ、第三者会計事務所による月次検証を受ける。預かった資産は運営資金と分別して管理されるとしている。
SBIグループとリップルは、2016年からデジタル資産やブロックチェーン基盤の金融インフラ整備で協働してきた。両社は2025年8月、RLUSDを日本国内で発行・流通させることで基本合意しており、今回の取扱い開始はその一環となる。
SBI VCトレードの近藤智彦社長は、今回の取扱いを両社の提携における節目の成果と位置づけ、RLUSDを軸としたサービスやユースケースの創出に取り組む方針を示した。
リップルでステーブルコイン部門のシニア・バイスプレジデントを務めるジャック・マクドナルド氏は、今回のローンチが日本の金融機関や企業によるRLUSDの活用を広げる一歩になるとコメントした。

