香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は5日、トークン化債券の専門家グループを結成したことを発表した。
JPモルガン証券など、香港のトークン化債券市場の発展に寄与する経験や関心を持つ専門家を集結し、トークン化債券の普及を促進したり、拡張性を向上させたりしていくと述べている。
他に参加するのはスタンダードチャータード銀行、UBS、アント・デジタル・テクノロジーズ、中国銀行、ハッシュキーグループなどで、参画する組織の数は計21。企業団体、金融機関、法律事務所、金融インフラ企業、技術企業といった専門家を集めた。
HKMAはこれまでもトークン化債券に関連した取り組みを進めており、それを基盤として今回の専門家グループが、政策、市場慣行、イノベーションの面でサポートする。
今後についてHKMAは、専門家グループと協力を継続してトークン化債券市場の発展に関係する様々なトピックを掘り下げていくと説明。また、必要に応じて専門家グループの構成をレビュー・更新していくと述べた。
ハッシュキーグループのXiao Feng CEOは「The Block」に対し、以下のようにコメントしている。
HKMAは2021年に、香港の国際決済銀行(BIS)イノベーションハブセンターと共同で概念実証を行うことで、債券のトークン化に関する取り組みを開始した。
その後は例えば、2023年に香港特別行政区政府が8億香港ドル(当時のレートで約136億円)のトークン化したグリーンボンド(環境債)の発行に成功したと発表しており、この清算・決済をHKMAが担った。
今回の発表では、5月に専門家グループの最初のディスカッションをHKMAが主催したと説明。この時に、香港の現在の法律や規制の枠組みについて、そして、その枠組みをどのようにトークン化債券の発行・取引に適用するかについて意見が交わされたと述べている。