暗号資産(仮想通貨)取引所最大手のバイナンスは5月29日、株式の投資に関する製品をまもなく発表することをほのめかす投稿をXに行った。
干し草の山(haystack)の画像を提示しており、これは「Hey Stock(ヘイ、株)」をもじったものと見られる。このことから、新製品は株式投資に関連するのではないかとコミュニティで憶測が飛び交っているところだ。
例えば、仮想通貨分野の調査を行うXアカウント「小李飞刀」はソースコードを分析し、「Ondo + スポット + bstocks」という組み合わせではないかと推測した。
Ondoトークンを導入して、現物取引をサポートし、さらにバイナンス独自の株式トークンbstocksトークンも提供するものだろうと意見している。
Ondoは2025年、100銘柄超の米国株式・ETF(上場投資信託)に24時間アクセス可能な「オンドグローバルマーケッツ」を開始した。米国登録ブローカーディーラーが保有する実際の資産に完全に裏付けられている。
バイナンスは2026年2月、すでに新たな現実資産(RWA)取引プラットフォーム「Binance Alpha」で、Ondo Financeによるトークン化証券のサポートを開始。米国などの地域を除くユーザーに、エヌビディアやアップルなど主要な米国株などのトークン化証券を提供している。
「Binance Alpha」では銘柄の数が限られており、バイナンスの自己管理型ウォレット「Binance Wallet」経由で提供するなど、限定的な規模のサービスだ。新たな株式関連サービスで提供範囲が拡大する可能性もある。
「小李飞刀」は、米国のブローカーディーラーAlpacaが資産の保管や決済処理を行い、バイナンス自体は米国株を保有しない構造だろうとも推測した。なお、実際の製品仕様と合致するかは現時点で不明だ。
The Blockによると、トークン化された株式デリバティブの取引量は5月18日に過去最高の35億7,000万ドル(約5,700億円)に達した。トークン化RWAの取引量は特にバイナンスや、オンチェーンデリバティブ取引所ハイパーリキッドが牽引しているところだ。
また、2025年6月にスイスのBacked Financeがローンチした「xStocks」は、2026年末までに500銘柄以上への拡大を目指しているところだ。
ローンチ時は60銘柄だったが、現在は約100銘柄を提供。今年3月時点で総取引高250億ドル(約4兆円)を突破した。xStocksのゼネラルマネージャー、ヴァル・グイ氏は次のように説明している。