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イーサリアム財団が17億円相当ETHをステーブルコインに変換、エコシステム助成金など調達

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イーサリアム財団は8日、CoWSwapのTWAP機能を使用して5,000ETH(17億円)をステーブルコインに段階的に変換することを発表した。同財団のR&D、エコシステム助成金、パブリックグッズ開発などの事業資金調達の一環として実施する。

TWAP機能は仮想通貨の大口取引において、一定期間にわたり複数の小分割注文を市場に流すメカニズムだ。単一の大口注文による急激な価格変動を回避し、市場平均価格に近い条件で取引を実行できる。

イーサリアム財団は同機能を採用することで、取引に伴う市場への売り圧力を最小化しながら資金調達を進めている。

今回の動きの背景には、財団の資金調達戦略の大幅な転換がある。イーサリアム財団は過去、運営資金の確保のため定期的にETHを市場で売却してきた。その都度、コミュニティから批判を受け、市場への売り圧力が相次いだ経緯がある。2026年初頭にはETH価格が大幅下落し、共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏による個人保有ETHの売却も重なり、市場の不安が高まっていた。

こうした状況を受け、イーサリアム財団は2月に公式声明を発表し、「定期的なETH売却からの脱却」を宣言した。財団は約7万ETHをステーキングし、そこから得られる報酬をプロトコル研究やエコシステム助成金に充当する新方針を打ち出している。

3月30日には単日で過去最大規模となる2万ETH超をステーキングするなど、段階的に規模を拡大してきた。今回のCoWSwap取引は、従来の売却戦略と新しいステーキング報酬モデルを並行運用する過渡期の施策として位置づけられる。

業界関係者の間では、同戦略の転換をETHおよびイーサリアムネットワークへの「強いコミットメント」のシグナルとして受け止める声が多い。イーサリアム財団が大規模なETH保有を続け、ステーキングを通じてネットワークの検証に参加することは長期的な信頼構築につながると評価されている。

同時に、TWAP機能の採用により市場への悪影響を最小化する配慮も、開発者とコミュニティの関係改善を意図したものと解釈されている。

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