米大手証券・資産運用会社チャールズ・シュワブは、2026年前半にビットコイン( BTC )とイーサリアム( ETH )の現物仮想通貨取引サービスを開始すると、コインデスクの取材に対して広報担当者が4月3日に正式に確認した。
サービスはチャールズ・シュワブ・プレミア・バンク(SSB)を通じて提供され、「シュワブ・クリプト」口座の先行登録リストがすでに受け付けを開始している。
チャールズ・シュワブが管理する顧客資産は約約12兆ドルに達し、3,650万以上のアクティブな証券口座を有する大手だ。CEOのリック・ワースター氏は2025年7月の時点で仮想通貨取引の導入意欲を示しており、今回の発表はその方針が着実に進んでいることを示した。ワースター氏は株式や債券と同一画面で仮想通貨を管理できる統合投資プラットフォームの構築を目指すと説明している。
チャールズ・シュワブの参入は、既存の仮想通貨取引所に対して価格競争圧力をかける可能性がある。チャールズ・シュワブはすでに株式やETFの無手数料取引を提供しており、ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は手数料が50ベーシスポイントを下回る場合、業界全体の収益構造の見直しを迫る可能性があると指摘する。
チャールズ・シュワブの顧客はすでに仮想通貨ETF全体の約20%を保有しており、現物取引への移行需要は潜在的に大きいとみられる。
伝統的金融機関の仮想通貨参入はチャールズ・シュワブにとどまらない。バンガードは2025年12月に5,000万超の顧客口座で仮想通貨ETF取引を解禁し、バンク・オブ・アメリカは富裕層顧客に対して資産の1〜4%を仮想通貨に配分することを推奨する方針を示した。モルガン・スタンレーやフィデリティも同様の配分を推奨しており、ウォール街全体で仮想通貨の主流化が進んでいる。