メッセージングアプリTelegram(テレグラム)のデジタル資産ソリューション「Wallet in Telegram(ウォレット・イン・テレグラム)」のチームは2日、永久先物取引機能をローンチしたことを発表した。
ユーザーはトンコイン( TON )やビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)に加え、株式や金属、原油など50超の資産の永久先物取引を行うことができ、レバレッジは最大50倍まで設定が可能。永久先物取引がテレグラムの一般ユーザーにまで普及するか注目が集まっている。
永久先物とは、先物というデリバティブ取引の一種。期限がなく、手数料を支払うことで半永久的にポジションを保持できることが大きな特徴で、仮想通貨領域で注目度の高い取引手段だ。
特に最近はイラン情勢の影響で、週末でも原油取引が行えるブロックチェーン基盤のプラットフォームは関心を集めている。
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今回のローンチには、イーサリアムのエコシステムで稼働してきた永久先物プロトコル「Lighter(ライター)」が協力。ウォレット・イン・テレグラムのユーザーはすでに永久先物取引の利用が可能だ。
今回のローンチを主導した企業「The Open Platform(TOP)」は発表で「永久先物機能の提供はこれまで専門的なプラットフォームに限定されてきたが、今回のローンチによって、何百万というユーザーが仮想通貨の日常的な管理にすでに使っているアプリの一部になった」とコメントしている。
TOPは今回、公式Xアカウントで、永久先物機能のローンチの詳細はフォーブスの記事を閲覧するように誘導した。
この記事によると、TOPのAndrew Rogozov CEOは、協業するパートナーの選択肢にはライターに加えてハイパーリキッド(Hyperliquid)とアスター(Aster)も挙がっていたと明かしている。
Rogozov氏は、最終的には手数料、インセンティブ、ユーザーとの適合性でライターを選んだと説明。今回の協業では、ライターのLITトークンをトレーダーが受け取れるインセンティブプログラムを実施する。
また、今後TOPは、トレードに関する機能を拡充し、取引向けのAI(人工知能)エージェントを導入することも計画しているという。
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