ブロックチェーンアナリストのエンバーCNによると、2013年11月に332ドルで5,000ビットコイン( BTC )を取得したクジラが27日、新たに500BTC(約3,300万ドル)をバイナンスへ移送した。アーカムのデータで判明した。
2024年11月の売却開始以降、累計4,000BTCを平均約91,258ドルで移送しており、実現益は約3億6,300万ドルに達する。残高は1,000BTC(約6,600万ドル相当)となった。
イーサリアム市場でも同様の動きが確認されている。ルックオンチェーンによると、ICO参加者ウォレット「0xd64A…7ED7」が今週1万1,552ETHを平均約2,027ドルで売却し、約2,340万ドルを確定した。同ウォレットはイーサリアムのICO時に約1万2,000ドルで3万8,800ETHを0.31ドルで取得しており、含み益は依然として大きい。
長期休眠ウォレットの再稼働は市場全体で頻度が増しており、別のICO参加者も今週1万5,002ETHをコインベースへ移送している。初期保有者の利益確定が相次ぐ中、BTCは直近1週間で5%超下落し6万6,000ドルを割り込み、ETHも7%超下落して2,000ドルを下回った。
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一方で、サンチメントのデータでは、10〜1万BTCを保有するクジラ層が過去1カ月で6万1,568BTCを新規取得し、保有量が0.45%増加している。また、0.01BTC未満の小口ウォレットも同期間に0.42%増加しており、過去の強気相場転換時に見られた「大口買い・小口売り」の構図はまだ形成されていないとサンチメントは指摘する。
初期保有者の継続的売却は短期的な需給バランスを悪化させる一方、新規クジラ層による買い集めが並行しており、さらなる急落のリスクは限定的との見方もある。今後は休眠アドレスのさらなる再稼働と市場センチメントの変化、そしてストラテジー社の継続的購入などが、BTCおよびETH両市場の方向性を左右する主要因となりそうだ。
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