大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは20日、米国以外の国で株式の永久先物取引サービスを開始したことを発表した。
週末を含めて24時間休みなく株式に投資できるようにして、投資家が資金効率を高めたり、週末にヘッジしたりできるようにする。コインベースは今回のサービスで世界のデリバティブ市場における地位を強化し、「全ての資産のための取引所(Everything Exchange)」を構築する長期戦略を推進していく。
関連: コインベース、欧州26カ国でビットコインやイーサリアム先物取引を開始
今回のサービスでは上述した通り、従来の株式市場が平日の一定時間のみ運営しているのとは異なり、週末も24時間取引できるようにして、世界の出来事やマクロデータに投資家が対応できるようにした。
コインベースは発表で、24時間取引に対する需要はトレーダーの間で急速に高まっていると指摘。この需要は特に、米国株へのアクセスが制限されていたり、多額の自己資金を必要としたりする市場で顕著であると述べている。
そして、このような取引の多くは分散型のプラットフォームで行われているが、これからはコインベースという機関投資家水準のリスク管理機能を備えた規制下の中央集権型取引所で、取引サービスを提供していくと説明した。
関連: 米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
今回の永久先物取引サービスでは、最初は流動性の高い米国株を上場している。例えば、アップルやエヌビディアなどのマグニフィセント・セブンの株式が対象だ。
他にも各国・地域の規制に応じて、「SPY」や「QQQ」といったETFの先物取引サービスも提供。今後については、顧客の需要に応じて取引できる資産を増やしていく計画だと説明した。
実際の取引はステーブルコインUSDCで決済され、レバレッジは株式が最大10倍、ETFが最大20倍。他にも永久先物と現物の取引で担保を共有できることも特徴である。
コインベースは今回の取引について、個人投資家は資本効率の高いアクセスを獲得することができ、機関投資家はリアルタイムのエクスポージャー管理、週末におけるヘッジ、効率の高い担保共有を行うことができるメリットがあると説明している。


