メキシコの実業家で億万長者のリカルド・サリナス氏は23日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン( BTC )の価格が下がる中、強気姿勢を崩していないことを示した。
サリナス氏は「ビットコインへの投資は、インフレや、剥奪者の手から資産を守る。今がチャンスだ!価格が下がっている今買おう!」とX投稿で呼びかけている。
サリナス氏は昨年に投資戦略を大胆に転換し、投資ポートフォリオの70%をビットコイン関連資産に集中させたことで知られる人物だ。なお、残りの30%はゴールドと金鉱株に投資し、従来の債券や株式からは完全に撤退したと表明していた。
2020年11月時点では、ポートフォリオの10%をビットコインで保有していたが、これを大きく拡大した格好だ。
昨年のインタビューでは、もしビットコインがゴールドの保管能力や価値保存能力と同水準になるのであれば、ビットコイン価格は最低8倍は上昇すると予想していた。
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サリナス氏は今回の投稿で、過去のインタビュー動画を共有。その中で、次のように話している。
サリナス氏は、ビットコインは個人の自由や意志に結びつくものとして捉えている。法定通貨を信頼していないとも述べた。
また、銀行システムは市場から資金調達できなくなった時でも頼れる「最後の貸し手」である中央銀行が存在するために、取るべきでないリスクを取ることもあると指摘。銀行に資産を預ければ必ずしも安全ではないと主張した。
こうした見方は、著名投資家でベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏のものと類似している。
キヨサキ氏は以前よりビットコインやゴールド、シルバーをインフレヘッジとして推奨してきた。17日にも、大規模な株式市場の下落が迫っていると主張し、ビットコインを下落局面で買い増し続けていると述べた。
その後21日にも、1BTC6万7,000ドル時点でもう1枚ビットコインを購入したと表明。この理由としては、米国の債務がドルを暴落させ、FRB(連邦準備制度理事会)が何兆ドルも増刷するとの独自予想を挙げている。
また、ビットコインには2,100万という発行上限があり、これがすべて採掘されれば、ビットコインはゴールドよりも価値が高くなるだろうとも主張した。Blockchain.comの推算によると、すでに1,999万BTC以上が採掘されている。一方で現在のところ、採掘完了は100年以上後になると見積もられている。
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